やっと涼しくなってきて、秋の風が心地よい。
みんなはどう過ごしているかな。
タイトルを見たらわかると思うけど、今日は少し壮大な話をするね。
なぜなら、もう一人では抱えきれないから。誰にも話せないから。
信じがたい話で理解してもらえないかもしれない。
それでも未来の自分が振り返った時に、あの時はこうだったなと思い出せるように。
もし何もかも無くなってしまっても、過去の想いだけは忘れたくないから。
10月に入ったくらいの頃からかな。
自分は現実の世界には存在していないのかもしれないってふと思った。
なんというか、どこにいても、何をしているときも、目の前の景色をスクリーンを通して見ているような感覚。
言葉で説明するのは難しいけど、自分は実在しているのに身体は透明で、そこにいる感じがしない。
すごく不思議だった。幽体離脱とは違うけれど、それと似たような感じ。
どうしてこうなったかは分からないけど、思い当たる節はある。
私は物心ついた時からずっと、月に帰りたいと思うことがよくあった。
今でもそうだけど、一人でいることが好きで、人に興味がないし期待しない。
逆に一人の時間がないと死んじゃいそうになる。ずっと、生きづらかった。
だからきっと私は本来人間じゃなくて、なにかを学ぶために人間になりきって地球に生まれてきたの。
そう思ってからここ最近、色々なことを考えるようになった。
私は何をしに地球にきたのか。どんな使命をもってこの星に生まれてきたのか。
でもね、ひとつわかったことがある。
私が今まで生きづらかったのは、辛かったのはきっと、元々は人間じゃないのに人間社会になじむために
必死に戦ってきた証なんだってこと。
私の周りには家族も含め優しくて素敵な人が沢山いる。
それなのに、月を見ると思うんだ。いつあそこに帰れるのかなって。
一人が好きなのにずっと独りぼっちで、他人に心を開けない。
でもそれでもいいんだ。月を見ると思い出せるから。
お気に入りの場所。よく行っていた場所。
暗いのに海辺に見渡す限り光る花が咲いていて、月の上なのにそこからも大きな月が見えるんだ。
そこで海を眺めていると、時々瓶の中に入った手紙が流れ着く。差出人は覚えていないけど、きっと違う星に住む人。
そこに行くと心配事も全部忘れられて、幸せな気持ちになる。
毎晩月を見ると懐かしくて、居てもたってもいられなくなる。簡単に空を飛んで月まで行ける気がするの。
きっと私がこの星に生まれてきた意味を見つけたら、使命を果たしたら、そこに行けるはず。
だから私はそれを知るためにこの先の道を選びたいし、今感じることを大切にしたい。
そして、一回きりの地球での人生を自分なりに楽しんで、美しい景色をこの目でちゃんと見たい。
だからね、もし私と似たようなことを考えている人がいたら、伝えたい。
他の人と同じようなことを望まなくてもいいんだよって。
大変なことのほうが多いとは思う。これがあと何年続くんだろうって先が見えないかもしれない。
ただあなたが感じること、考えることを大事にしてほしい。
心の中に自分だけの素敵な場所を作るの。そうすれば何があっても大丈夫だよ。
まだまだ話したいことはあるけれど、今日はここまで。
おやすみなさい。